【特集】榊英雄のワークショップ料金・起用した女優・お世話になった女優 他

榊英雄さんといえば、映画『VERSUS ヴァーサス』の不気味なアウトロー役の印象が強いですね。

榊英雄さんが監督作品で起用する女優さんや、女優さんたちとの関わりについて、彼の発言を基に掘り下げてみようと思います。

 

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榊英雄が監督になるきっかけは、女優だった!

榊英雄さんは俳優であり、監督でもあります。

1995年に映画「この窓は君のもの」で主演でデビュー。

しかし役者としては鳴かず飛ばずで、そこから2007年に映画『GROW 愚郎』で本格的に監督として始動します。

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そんな榊英雄さんが監督になったきっかけは、女優・片岡礼子さんです。

片岡礼子さんに自身の境遇を愚痴ったところ、

英雄ちゃん、カッコ悪かねえ。あんたそんな人のグチを言う暇があったら、自分で脚本を書いて監督をしたら主役ができるでしょう?それぐらいやんなよ、あんた
引用元:Yahoo!ニュース

と叱責されたのです。

そこで一念発起し、1996年に『“R”unch Time』という自主制作映画をリリース。片岡礼子さんも出演しています。

片岡礼子さんといえば、個人的には『GONIN2 』がお気に入りです。めちゃくちゃいい女だな〜って思いましたよ。

片岡礼子さんが、榊英雄さんの人生を大きく変えた存在だったとは!

ちょっと意外というか、面白いですね。

 

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監督・榊英雄が起用した女優達

榊英雄さんが監督として起用する女優ってどんな人がいるんでしょうか。何か傾向があるのかなとか。

『GROW 愚郎』では中村映里子さんが高校生役で出演しています。

『ぼくのおばあちゃん』では主演に菅井きんさん、他には加藤貴子さんや清水美沙さん、原日出子さん。

色々と騒動があって大変だった『誘拐ラプソディー』では角替和枝さんや美保純さん、YOUさんが出演。

今年春公開予定だった『蜜月』(公開中止が決定)ではワークショップから新人を数名ピックアップしていたそうです。

この映画では佐津川愛美さん、筒井真理子さんが出演。

こうして見ると、演技派の女優さんを幅広くキャスティングしているような印象ですね。

『生きる街』公開時のエピソードで、主演の夏木マリさんに緊張している現場の空気をほぐすために、

「おはよう」の挨拶で僕が現場に入っていきなり「おっ、マリ。マリそこに立って、台詞言ってみようか」と。言いながら思わず身体が引いてしまいましたが、夏木さんも意図をすぐに汲み取って下さり、「マリー??? はい、わかりました!」と笑顔で答えてくれました。周囲も「マリさんのことマリって言うんですか!!」と突っ込んでくれて、みんなの心がひとつになった気がしました。
引用元:https://tokushu.eiga-log.com/interview/5263.html

という荒技で大女優がそこにいる、という現場のプレッシャーを払拭したというものがあります。

これを見ても、女優さんに対して大胆かつ柔軟に接していることが伺えます。

 

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榊英雄が女優を発掘するワークショップとは

榊英雄監督は、時折ワークショップを開催して、そこで新人女優を発掘する、という活動もしています。

https://twitter.com/jea_info/status/875302066247180288

ワークショップとは、映画監督が演技始動してくれるだけでなく、仕事に近いシチュエーションでの稽古を通してプロになるための経験を積む、といった催しになります。また、特定の映画のキャストを決めるためのオーディション的な意味合いもあります。

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榊英雄さんのワークショップは1回1万円前後で参加でき、そこで認められた新人は実際の映画撮影の現場に呼ばれることもあるといいます。

また、榊英雄さんは俳優さんに直接出演オファーをするのが得意技(?)の様子。

過去に開催された参加費6,300円のワークショップでは、

オムニバス映画『アネクドート』キャスト&アクション時代劇メインキャストへ抜擢の可能性あり
引用元:Deview

という条件もあったようです。

女優になるというと、オーディションを受けて芸能事務所に所属し、そこから会社経由で出演依頼やオーディションの話がくるのかな、と思ったのですが。

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なるほど、こういう現場主義なチャンスを得られる場所もあるんですね。

榊英雄さんの映画「ハザードランプ」撮影現場での指導風景が、以下になります。

https://www.youtube.com/watch?v=Zx1Iumz6UeA

丁寧な解説に、名優、安田顕さんが真剣に聞き入ってますね。

A.B.C-Zの戸塚祥太さんは、ドラマ『ぼくらのショウタイム』で榊英雄監督からスパルタ指導を受けたそうで、しかし、

メンバーみんなに、僕たちがジャニーズとか『A.B.C-Z』というのを関係なく言葉をくれたんです。そういう機会があまりないので僕らにとっていい機会だなと思っていました
引用元:http://www.edgeline-tokyo.com/entertainment/29766

と感謝したとのこと。

夏木マリさん、榊英雄さん、戸塚祥太さんへのコミュニケーションが全然違うように見えますけど、つまりは、相手に応じて付き合い方を七変化させることのできる柔軟さ、幅の広さを榊英雄さんは持っている、ということなのでしょうか。