【解説】バットで線を引くとなぜ侮辱行為?過去にはイチローも退場に!

プロ野球、DeNA大和選手がバッターボックスでバットを使い線を引く動作をしたことで退場になり、『えっ?』となりましたよね。

これ、審判に対する侮辱行為とされるそうなんですけど、なんでいけないのか、その理由がよくわかりません…。

というわけで、なぜバッターボックスにてバットで線を引くと審判への侮辱行為となり退場になってしまうのか、について探りを入れてみましたよ。

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DeNA大和がやらかした侮辱行為の内容

問題のシーンは、これです。

敷田球審が大和選手の三振を宣告。

バッターボックスの白い線をバットの先でなぞる大和選手。

すると、敷田球審が退場のサインを!!

三浦大輔が抗議をしますが覆らず、敷田球審がマイクで大和選手の退場を改めてアナウンス。

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一体これはどういうことかというと、この行為は審判への侮辱行為にあたるということ。

これの何が侮辱行為なのか、の理由ですが、バットで地面にラインを引くのは、抗議目的でボールゾーンをなぞってみせるというパフォーマンスと受け取れるということだそうです。

つまり、それをするということは、お前のジャッジは間違っていたぞ、という意思表示になる、と。

審判員に対する侮辱行為には、口頭で侮蔑的な言葉を吐くことは勿論だが、「バットで線を引く」という行為が該当することがある。過去には、ストライクの判定を不服として、ホームベース付近にバットで線を引いてゾーンをアピールするような行為が「侮辱行為」をしたという理由で退場処分を受けたケースがある。
引用元:デイリースポーツ

まあ、そうですね、バットを抗議の道具に使うというところも、スポーツマンシップ的によろしくないのかもしれません。

私は今回、大和選手のパフォーマンスでこの行為が違反であることを知ったのですが、過去にも同様の退場事例はあるみたいですね。

 

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イチローもバットで線を引いて退場になった過去が

なんと、イチローさんも同じことをやって退場になってます。

これ!

2009年の9月26日、マリナーズ対ブルージェイズの対戦で、見逃し三振をしてしまったイチロー選手が大和選手と同様に地面にバットを擦り付け、線を引いたのです。

イチロー バット 線引き 侮辱

それを見た球審は即、イチローに退場宣告!!

「(退場の)可能性はあるだろうけど」と覚悟した上での線を引いた行為は「侮辱」と判断され、ランギ球審は迷わずに退場を宣告した。わずか3秒の即決だった。イチローはさらに球審に顔を近づけ、言葉を発しながら詰め寄るように見えた。ベンチを飛び出たワカマツ監督が間に入って、イチローの背中を押しながらベンチへ引き揚げさせた。
引用元:日刊スポーツ

納得のいかない三振、の直後なので当然バッターも怒っているし、退場でさらにヒートアップしてしまいますね。

このルールが日米共通であるのはわかるんですけど、でも、さらに揉め事になる要素を多分に含んでますよねえ。

 

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なぜバット線引きが侮辱行為なの?わかりにくいよ…

このバット線引き侮辱退場事件はまだ他にもあります。

これ!

オリックスのヘルマン選手もバット線引きで侮辱行為の退場処分を食らってます。

映像ではバットの先が見切れていませんが、抗議のパフォーマンスでバット線引きをやってます。球審もはっきりと『侮辱行為で退場』とアナウンス。

思うに、あれですね、このバットの線引きっていまいち、どうして『侮辱行為』なのかが分かりにくい気がします。絶対にやってはいけないこと、かどうかがわからないというか。

ウィル・スミスが最近、アカデミー賞の壇上でやらかしましたけど、あれって子供が見てもいけないことってわかりますよね。でも、バットで線を引くのってどうなの、と。

そう、『気をつけましょう』としか言えないのです。

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いや、でも、審判にしてみれば、ジャッジを選手が否定するということは審判を信じていないということでもあるわけで、これは由々しき問題なのかも。

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私は小中学生の時に7年間野球をやったのですが、この行為がダメだということをほんと、今回初めて知ったんですよ。

大和選手も『えっ?なんで??』といった反応でしたので、初めて知ったんじゃないでしょうか??

大和 侮辱行為

なんというか、交通違反でパトカーに止められて、『なんで俺が???』みたいなのと同じかも(笑)。