2022年の世界長者番付で、Amazonの創業者ジェフ・ベゾス氏を抜き、世界一の資産家となったイーロンマスク、その存在を知らない方はほとんどいないでしょう。その個人資産額は、2,190億ドル(約26兆9,400億円)と、小さな国の国家予算なら上回ってしまう額です。しかし、実際のところ彼がどういった人物なのかいまいちピンときていない方も多いのではないでしょうか。そこで今回はイーロンマスクが一体どういった人物でどんな言葉を残しているのかご紹介していきます。
イーロンマスクってどんな人?
イーロン・マスク氏は、南アフリカ出身で現在は電気自動車を製造販売するテスラ社の経営者です。彼は19歳の時に南アフリカからカナダに移住し、職を転々としながら大学に入学し物理を勉強します。1995年に弟と会社を設立し、その会社を売却して大金を手にしたイーロン・マスク氏は2社目、3社目を設立します。
イーロンマスクの半生
今や世界の大富豪長者番付に名を連ねるイーロン・マスク氏ですが、その半生は壮絶なものだったと言われます。19歳でカナダに移住するまではアフリカで生活していたマスク氏ですが、幼少期より読書が好きで百科事典を暗記するほどだったと言われています。また10歳の時にコンピューターを購入してからプログラミングにのめり込みます。そして、わずか12歳で自作のゲームソフトを作成し、500ドル(約12万円)で売却すると言う天才ぶりです。そんなマスク氏ですが、スタンフォード大学に入学するもわずか2日で退学します。その後弟と共に会社を設立し、売却、合併を繰り返し現在の地位まで上り詰めます。頭脳と行動力、好奇心がマスク氏の最大の武器と言えるでしょう。
【7選!】イーロンマスク 名言
そんなイーロン・マスク氏ですが、「Twitterの買収を取りやめる」など度々世間を騒がせるような発言で注目を浴びます。しかし、その中にはビジネスにおいて重要な考え方を学べる発言もあります。今回はそのうち7つご紹介します。
1:重要だと思えることならば、成功する確率が低くてもそれをやるべきである
彼は宇宙事業のスペースXを立ち上げたときも「スペースX事業の成功率は10%以下だと思っていました。当然、すべてを失う覚悟を持って行ったのです」と、このように語っています。仕事をする上で自分が必ず成し遂げたいと思うことは、どんなことがあっても貫くべきと言う考え方は世界中どのビジネスマンにも当てはまるでしょう。
2:変化は恐れずに受け入れなければならない
現代の世界情勢は常に変化します。その中で常にリードし続けるためには、時代の変化を敏感に察知してそれに適応していく必要があると語っています。変化を恐れず対応していくことで次の時代をリードすることができると言うことでしょう。
3:アイデアを実行することはアイデアを思い付くより難しい
新たなアイデアを思い付いたとき、実際にそれを行動に移せるかどうかが重要であると言うことです。実際、アイデアと言うものは全くのゼロから生まれるよりも既存の何かから生まれるケースが多いものです。しかし、そのアイデアを形に出来るかどうかは、そこから多くの人を巻き込みプロジェクトとして動かして行けるかどうかと言うことでしょう。
4:新しい舞台に立つことを恐れるな
これはマスク氏の人生そのものと言えるでしょう。彼が電気自動車と宇宙ロケットの産業に挑戦したとき、誰もがその行動に驚き、疑問の声を挙げました。しかしその開拓精神なくして大きな成功は成しえないのです。
5:会社を作ることは、ケーキを焼くようなもの。全ての材料を正しい割合で入れなければならない
これは数々の企業を設立し成功に導いてきたマスク氏特有の言い回しでしょう。組織を作るということは分量を守るケーキ作りと同じように、資金、人材、方向性、需要と供給といったあらゆる要素を見定め、細心の注意を払って推し進めていく必要性があると言うことです。
6:一緒に働いている人を好きかどうかはとても大切だ
弟のキンバル・マスクと企業後に設立したペイパルの初期メンバーに投資家ピーター・ティールやYouTubeの創業者チャド・ハーリーなどがおり、信頼できるメンバーとの協業が彼の成功体験の重要なファクターとなっています。
7:耳の痛い意見を聞くことは大事。とくに友人がそのようなことを言ったら、耳を傾けるべき
「これから起業する方たちにアドバイスを」というインタビューにて、イーロン・マスクが放った言葉がこちらです。良いことばかりに目を向けるのではなく、批判の声も十分聞く姿勢を持つべきだと言うことです。
最後に
イーロンマスクは遠い存在のようにも見えますが私たちが日々携わる仕事においても非常に重要な考え方を発信しています。わざわざ本屋に行って自己啓発本を買う必要もなく、こういった成功者からビジネスの考え方を学ぶことが成功への近道なのかもしれません。