『M-1グランプリ2021』の決勝に初進出したランジャタイ。
テンション高めでちょっと意味不明なパフォーマンスもあるので天才肌というか、わかりやすさを捨てた分、芸術性を感じるというか。
イリュージョン漫才とも呼ばれるランジャタイが、M-1でどんなネタを出し、どう評価を得てきたのか。
そんな話題をお届けします。
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2021年M-1の3回戦で炸裂したランジャタイのiPhoneネタ
2021年のM-1、3回戦で登場したランジャタイのネタは以下のようになっております。
iPhoneの作り方がわかった
https://youtu.be/bskY534fsiw?t=421
『iPhoneの作り方がわかった』という国崎和也さんがその説明を始めるのですが、何故か次第に五木ひろしが出てきて、最終的には『ごめん、これ五木ひろしの作り方だった』というオチになるというものです。
うーん、オチというか、ハチャメチャですね(笑)。
[the_ad id=’580′]このネタをM-1で出して、そして勝ち上がったわけですが、このネタは恐らく国崎和也さん、伊藤幸司さんによるランジャタイだからこそ笑いが取れるネタだと思います。
ただ支離滅裂をやっているのではなく、高速餅つきのようなリズムの掛け合いが綺麗にハマっているところに、彼らの技量の高さが伺えるんです。
高速餅つき
↓
これ、外国人が観たらクレイジーとかファニーなんですけど、日本人が観たらスゲーっ!ってなりますよね。
ランジャタイの漫才ってこういう感じだと私は受け取ってますけどね。
地面の泡に乗ったら火が出て『アチ!アチ!』とか言ってるうちにiPhoneが出来上がり、五木ひろしを呼ぶ。
荒唐無稽な組み合わせなんですけど、これは高速餅つき的なスピード感を見せるための材料、『ネタ』でしかなわけです。
ランジャタイのiPhoneのネタに出てくるワード、全て関連性のないものだけどちゃんとまとまりがあるから面白い
— 並盛 (@2yPaa) November 8, 2021
この『まとまり』を作るスキルを持っていることが、ランジャタイの真骨頂です。この下りはどんなパーツを当てはめても、ランジャタイは同様にこなすでしょうから。
そして、このiPhoneの作り方ネタでM-1決勝は勝負してほしいという人も結構いて、
ランジャタイには決勝でiPhone作って欲しい
— タカハシ(け) (@kenji44) December 2, 2021
ランジャタイ、決勝でiPhoneのやつやってくれんかな。
— しんたろ (@s_mikura) December 2, 2021
M-1決勝ランジャタイきたあああああ
頼むから決勝でiPhoneの作り方のネタやってくれ頼む!— きょう (@kyouP45) December 2, 2021
もしこれが本当に起きたら、
iPhoneでM-1の頂点を獲る=漫才のメインストリームが変わる
と言ってもいいくらいの革命になるんじゃないかと。
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ランジャタイのネタ作りはどうやって行われているのか?
ランジャタイ。
左が伊藤幸司さん、右が国崎和也さんです。
ランジャタイの漫才は、国崎和也さんがまずノリ一発でボケをあれこれ作って、そこからアレンジするという手法だそうです。
現代の漫才師らしく、まず動画を撮影してモニター、その中から抽出したネタに伊藤幸司さんのボケを被せていくという。
おそらく、このボケパート撮影の段階で、伊藤幸司のボケとの相性やリズムの組み立てを計算しているのだと思います。
これって椎名林檎の作詞に近いものを感じるんですね。
ファーストアルバム『無罪モラトリアム』の収録曲なんかは歌詞が支離滅裂ですが、これって推測するに曲作りの時に適当に歌った仮歌の、母音の部分を残しているんじゃないかと思っていまして、そこから単語を意味不明に当てはめていく、と。
【残酷】宮迫の焼肉牛宮城 開店直後に失敗・閉店して潰れる確率は?
なんてこと思って調べてみたら、Wikipediaに、
作詞の際は、まず曲のイメージを損なわない英語で仮の歌詞を書いてからデモを作り、そのあとでメロディと母音や子音との関係性で英語詞にするか日本語詞にするかを決める。歌詞は「思いつくのではなくあとから当てはめて行くという感じ」と述べている。
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/椎名林檎
とありました。俺、凄い!(自画自賛)
とにかく、ランジャタイも椎名林檎方式だと思いますね。
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ランジャタイの仮想1回戦、『ラッセンに捧げる歌』ネタ
ランジャタイは、2021年のM-1は1回戦は戦ってません。シード権があるので。
しかし、初心に返るつもりで仮想1回戦を彼らが実施したので、その模様もチェックしてみましょう。
ラッセンに捧げる歌
https://youtu.be/7PoWLHX3tzs?t=77
ラッセンが大好きな国崎和也さんが、ラッセンに捧げる歌を歌います。
『ツッチャツッチャ…』と口ずさみながらいつものように踊り狂う国崎和也さん。
[the_ad id=’580′]ラッセンが好き、はいいのですが、『ツタヤで焚き火をしたら怒られるぞ』からは、お馴染みの支離滅裂(笑)。
そしてペットボトルの水を喉につまらせて絶命してしまうおじさん
というパフォーマンスで締めです。
真空ジェシカ M-1ネタ作りの評判は?川北の吉住イジリもトガりすぎw
うーん、1回戦、通るのかこれ?(笑)
いや、通るでしょうね。うん、通る!