最近映画業界で監督やプロデューサーと女優さんの関係性に問題があるということで騒がしい件ですが、ベテラン人気女優の鈴木砂羽さんもが苦言を呈しています。
鈴木砂羽さんも過去に映画監督から罵倒されるという体験を持っており、それを初めてブログで明かしています。
鈴木砂羽さんを罵倒した監督とは一体誰なのか?
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鈴木砂羽が映画監督に罵倒された時の状況
鈴木砂羽さんがその監督さんと会ったのは会食の席で、彼の第三作目の主演に鈴木砂羽さんを、という話でした。
しかし先方が鈴木砂羽さんのリアクションや態度が気に入らず罵倒したり怒ってしまうという流れになってしまい、そして鈴木砂羽さんも性格上押さえ切れず、その場を退席してしまったというエピソードです。
[the_ad id=’580′]この監督が誰なのか、ですが、鈴木砂羽さんのブログから、以下の要素が抽出できます。
・鈴木砂羽さんはその監督の作品の試写会で十数年前に会った
・鈴木砂羽さん若い時からサブカル的に活躍していた監督
・酒が弱いと言っていた
・当時、海外の映画賞を多数取ったばかり
・鈴木砂羽さん出演作品の監督を罵倒していた
・初対面だが鈴木砂羽さんのことを『お前』と呼ぶ
・『自分の元を去っていった女優がいかに売れたのは自分の功績だ』という語りをしていた
この要素を見て、その人物が誰かはわからないけれども、私は園子温(そのしおん)監督のことを連想しました。
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園子温と鈴木砂羽罵倒監督の共通項
まず、サブカル的に活躍していたという話ですが、園子温監督はサブカルからハリウッドまで幅広く手がける映画監督、という認知をされてきた人です。
所謂サブカルチャー界隈で園子温氏を推す者は少なくなかったよな、若い女とかでも
— 反吐評論家じろー閣下 (@freaks_emperor) April 6, 2022
園子温は大学のころ、サブカル好きなら通らなきゃならない必修科目 って感じだったな。
今思えば「サブカル」って「女性を(ちょっと変化球っぽく投げて)性的に消費する」ってこととほぼ同義だった。
あの頃の必修科目ぜんぶ、そうだもん。— bb (@pamu_noritake) April 6, 2022
それから酒が弱い、と語っていた点については、許容量が少ないという意味で考えると、好き嫌いはまた別の話である可能性があります。
弱いということは潰れやすい、変わりやすい、ということなのかなとも。
以前、会場でアルコールOKだった映画『冷たい熱帯魚』のトークショー&試写会の時は、三池崇史監督とのやりとりがこんな風に報じられています。
三池監督と園監督はこの日が初対面だという。業界でも「酒を飲んだ園子温には気を付けろ」と伝説になるほどの園監督だが、この日は数ある監督の中でも自身が尊敬する三池監督が一緒とあって、最初こそ「三池さん」とさん付けだったにも関わらず、いつの間にか「三池」と呼び捨てになるなど、和やかな暴走モード(?)に会場は大盛り上がりだった。
引用元:シネマトゥデイ
三池監督にこれだったら、俳優さんにはさらにグイグイと攻めてきそうな感じかも??
鈴木砂羽さん出演作品の監督を罵倒していた、という点については、園子温監督は同業者に対して厳しい評価をすることで有名です。
『愛のむきだし』『冷たい熱帯魚』などで知られる園氏は、過去にはツイッターで“舌禍”事件と言うべきものを起こしている。
2016年12月の深夜に4時間近くに渡ってツイッターの連投を行い、その時ヒットを記録していた日本映画に対して、激しい批判を繰り広げたのだ(現在はアカウントとともに削除済)。
引用元:@niftyニュース
具体的な作品名は挙げられていないものの、これは同時期に大ヒットを記録していた庵野秀明氏が総監督・脚本を務めた『シン・ゴジラ』、ならびに新海誠氏が監督・脚本を務めた『君の名は。』を指すものと言われる。
引用元:@niftyニュース
初対面だが鈴木砂羽さんのことを『お前』と呼ぶ、については、古瀨了子さんという方の以下告発があります。
わたしとある映画監督の追悼イベント後のうちあげで園子温と同じテーブルになったことがあり(初対面)、いきなり、おまえ、やらせろ、と言われたことがある。となりにいた彼女とスタッフが和やかにそれをやり過ごしたのでテーブルを変えて飲んでいた。で、帰ろうと立ち上がったら、後ろのテーブルにいた 園さんがわたしの腕を思いっきり引っ張って、電話番号教えていけと言いながら胸に手を入れたので、思いっきり、やめてください、と声を出して突き放して帰ってきた。あんた勃ってないでしょ、と彼女がフォローし、まわりにいたディレクターとかプロデューサーとかもそんな感じでにこにこしていて こんな感じで監督を神輿に載せて映画をつくるのか、と、本人にもだけどその周りの人たちにもびっくりげっそりした記憶。ちなみに、仲のいいちゃんとしたともだちがそこに数人いたし普通の居酒屋の二階のだだっ広いお座敷で大人数だったので、レ(中略)プされる危機感とかは全然なかったんだけど、それでもすごい振る舞いだったので、彼の映画の現場を想像するととても怖い。そのあと帰ってたら彼のチームのひとりが車(外車)で送るよ、とついてきたので、友だちが全力でそれを追い返しわたしをタクシーに載せて返したんだけど、そういうチームなんだよね。。
引用元:Twitter
古瀨さんも初対面の園子温監督から『お前』と呼ばれています。
もとより、撮影中の園子温監督ははこんな感じで『罵倒』に近い声を女優さんに投げています。
かなり、オラオラした感じだとは思います。プロの世界の厳しさ、も当然含まれているとは思います。
『自分の元を去っていった女優がいかに売れたのは自分の功績だ』という語りをしていた、については、2009年の映画、『愛のむきだし』に出演した満島ひかりさんとの関わりがリンクします。
https://www.youtube.com/watch?v=9hbi6dbe0II
当時園子温監督は満島ひかりさんに恋心を抱いていたが振られたとされており、その後、満島ひかりさんの出演作品は一切観ていないと発言しています。
鈴木砂羽さんは、罵倒してきた監督についてブログで『語り口の威勢はいいが誰の目から見ても明らかに未練しかないのに』と表現していますが…
当該監督も、自分の監督作品に出た後売れていった女性に対して女優以上の感情を持っていたという感じなのかなと思いました。
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鈴木砂羽が怒っている相手は園子温なのか?
照らし合わせた結果、鈴木砂羽さんを罵倒した監督が園子温さんなのかどうかの決定的な根拠は存在していません。
しかしながら、似たような行動基準を持つ部分がいくつも当てはまり、言ってみれば、『園子温監督のような人』という表現はできるのかもしれません。
そして、鈴木砂羽さんは今回、この体験を明かすことにした理由として、園子温監督を始めとする昨今の騒動が契機になったと表明していますので、園子温監督に対しても良い感情は決して抱いていないでしょう。
[the_ad id=’580′]鈴木砂羽さんのような強気な俳優さんでさえ封印してしまうようなジャンルの体験談です。
気の弱い人だったら、とても声に上げるなんてことはできなかったでしょう。
いずれにせよ、立場を利用してか弱き女性にひどいことをする人がいては、いけません。