伊藤沙莉の演技力分析:目力や声・滑舌等上手い要素を『全裸監督2』他で検証!

分析

演技力が評判の若手女優、伊藤沙莉さん。

子役時代からその演技の上手さには定評がありましたが、20代後半になってからますます磨きがかかってきた印象です。

今回は伊藤沙莉さんの演技力は実際にどうなのか、について。

 

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『全裸監督2』の姉御肌な演技がうまい!泣ける!!

大ヒットしたNetflixの『全裸監督』の続編、『全裸監督2』が今人気です。

伊藤沙莉さんは、メイク担当の小瀬田順子役を演じています。『全裸監督』では、紅一点というよりは女優さんを安心させる常識人な女性スタッフ、といった持ち味でしたね。

私は、1作目を観た時に初めて伊藤沙莉さんを知ったのですが、『演技上手い!!』ってすぐに引き込まれてしまいましたよね。ハスキーボイスも似合ってるし。丸顔もかわいい!

『全裸監督2』では怒鳴ったり監督になってカメラを持ったりと見せ場がさらに増えた印象ですが、ビデオカメラを持つ手つきにリアリティがありましたね。きっと当時の機材の使い方を、事前に予習したんだと思います。

順子とトシの再会シーンもジーンと来る感じで、泣かせる演技も上手い!

伊藤沙莉さんは目線とセリフの組みあわせが凄くいいなあと思っていて、下手な俳優だと、セリフに対して表情、目線が噛み合ってなかったりするんですよ。彼女の場合はそこがピッタリハマっていて、菅原文太さんとか米倉涼子さんがやっている演技とちょっとリンクするように私は感じています。

今作では、男性の職場で生きる、堂々とした女性像を表現できていて、27歳とは思えないベテラン女優の風格で圧倒してくれます。姉御肌というか。

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あんな女性スタッフが、ひょっとすると本当に実際にもいたのかな?と想像して、ワクワクしてしまっていたりとか。実在のモデルがいたらその人のことも知りたくなっちゃいますね。^^

子役時代はあのハスキー声がちょっと大人っぽすぎましたけど、漸く、年齢が追いついてきたような気もします。

柄本時生さんの純愛も心震える要素でしたが、伊藤沙莉さんの包容力も加わって感動度は前作を上回りましたね。

また、森田望智さんとのシスターフッド感。これもたまらなくよかった。

伊藤沙莉

出典:https://toyokeizai.net/articles/-/435165?page=2

演技力がとにかく光っていたので、もしこれが映画だったら日本アカデミー賞とかで伊藤沙莉さんは何か受賞するんじゃないかというくらいの勢いです。

彼女がいなかったらこの『全裸監督』シリーズはどうなっていたんだろう、って思っちゃいますね。

伊藤沙莉

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/伊藤沙莉

『いいね!光源氏くん し~ずん2』の伊藤沙莉は目力が凄い!

『いいね!光源氏くん し~ずん2』では主人公の藤原沙織を演じた伊藤沙莉さん。

このドラマでは、演技以前に『あれっ、伊藤沙莉ちょっと可愛くなった??』というのがまず第一印象です。

とにかくかわいいので、こういう恋愛モノの主役を20代のうちにもっとこなしてほしい!

最終回は急な結婚で驚きつつも、沙織殿のドレスがよかった。ドレスが!花嫁だけど、どこかのスナックのチーママみたいな声なのもアリです(笑)。

 

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沙織も、『全裸監督』の順子ろ同様に、『視線の演技』で魅せてくれます。あの、目線がさまよう感じとか最高です。心が傷ついた時の心情を目で表現できる、数少ない女優さんの1人かなと。

このドラマでは彼女がメインなので、表情をたくさん堪能できるんですよ。

 

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伊藤沙莉の演技力と魅力は滑舌にあり?

伊藤沙莉の役者としての実力を語る時に出てくるのが、滑舌です。速いスピードのセリフをいけるかどうか、も役者の技量が出てくるところですね。彼女は舞台でもCMでも映画でもドラマでも、本当に滑舌がイイです。

私が好きな俳優の藤岡重慶さん(故人)が映画『県警対組織暴力』で松方弘樹さんに早口でまくしたてるシーンがあるんですけど、それと同じくらい伊藤沙莉さんは滑舌がイイ!

連続テレビ小説「ひよっこ」のさおり役の時も滑舌よかったですね。啖呵を切る時とか!

の動きは小さいのに、筋肉の各所が細かく動いている、という感じで、全ての言葉が明瞭に聞こえてくるんですよね。

以下のCM動画(ピップエレキバン)でセリフではなく普通に喋っている伊藤沙莉さんを観てみましょう。めちゃくちゃ聞き取りやすい日本語!

そして、緩急のついたテンポ感で喋ってくれるので、内容がスッと入ってきます。早口だけど滑舌がいい。プロです。

また、演技が演技臭くなくて、自然に動き、喋ることができていて、それも作品にスッと入っていける要素になってます。そこに、あのかわいいビジュアルが加われば、もう最強です。

 

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その片鱗は子役時代の『女王の教室』から既に見えていたといいます。伊藤沙莉さんは脇役だったのですが、カメラに映り込んでいない時間でもしっかりその場で演技の目線、姿勢を取り続けたことから、主演の天海祐希さんから評価、激励されたというエピソードがあります。

これ、寺島進さんと同じですね。寺島進さんも、北野映画に端役で出ていた頃、同様にカメラに映り込んでいないのに表情を崩さなかったことから、北野武監督に認められたという逸話がありますね。

演技の腕で食っている人は、皆同じようなところがあるんですね!

最後に、彼女の受賞歴も振り返ってみましょう。

第10回TAMA映画賞 最優秀新進女優賞(『榎田貿易堂』『パンとバスと2度目のハツコイ』『寝ても覚めても』『blank13』)

第40回ヨコハマ映画祭 助演女優賞(『寝ても覚めても』『榎田貿易堂』)

第32回東京国際映画祭 東京ジェムストーン賞(『タイトル、拒絶』)

第29回日本映画批評家大賞 助演女優賞(『生理ちゃん』)

第57回ギャラクシー賞 テレビ部門個人賞(『映像研には手を出すな!』『これは経費で落ちません!』『ペンション・恋は桃色』『全裸監督』『反骨の考古学者 ROKUJI』)

東京ドラマアウォード2020 個人賞部門・助演女優賞(『これは経費で落ちません!』)

第45回エランドール賞 新人賞

第63回ブルーリボン賞 助演女優賞(『劇場』『十二単衣を着た悪魔』『ホテルローヤル』)

天才女優の伝説は、まだ始まったばかりです。

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