伊集院光さんの出演するTBSラジオ「伊集院光とらじおと」が終了、打ち切りの報道がありましたね。
月曜アシスタントの新井麻希アナへのパワハラ疑惑がきっかけとなった、との見方もあるようですが、一体これまでに何が起きたのか、をまとめてみました。
ラジオってテレビとはまた違った世界なんですよね。
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ラジオの生放送って戦場のような雰囲気です
「伊集院光とらじおと」は月〜木の生放送です。
ラジオの生放送。これをやっている現場は毎回修羅場です。
…実は私、学生時代に某FM局でバイトしていたことがありまして、月〜金でやっている生放送番組でスタッフをやっていたんですよ。なので「伊集院光とらじおと」の現場で起きていることも結構リアルに想像できる次第であります。
私がいた職場は、もう毎日ピリピリしていて、ディレクターが常に怒鳴っているような感じでした。
[the_ad id=’580′]当時の私が最も緊張したのは、曲をかける瞬間と終わってトークに戻る瞬間です。一番偉いディレクターさんが手動で曲をポン出しするんですけど、ちょっとの間違いも許されない感じで、スタジオ内の空気がヤバいわけです。
そしてその作業の時に周囲のスタッフが何かやらかすと、後で大目玉を食らう、と。
私は一番下っ端で雑用しかやっておらず重要な仕事は任されてになかったので、その鬼ディレクターさんからは怒鳴られることもなく、逆に優しく面倒をみてくれていたような記憶しかありません。
でも、MCの女の子なんかは結構キツく叱られてたりもしてましたので、これ、新井麻希アナも同じだったのかな、とか想像しちゃいました。
でも、ラジオの生放送って戦場みたいなもんですから、みんな頭に血が上ってるようなところはありますね。
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伊集院光と新井麻希の間に何があったのか?
「伊集院光とらじおと」が終了する、との話が出るに至る経緯ですが、まず、昨年春頃から伊集院光さんが新井麻希アナに対して不満を持つようになったことが発端とされています。
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生放送中、新井麻希アナとの会話がなかなか噛み合わないことを苦々しく思っていたら伊集院光さんが、生放送中に苦言を呈してしまいます。
ラジオ局関係者によると、
トーク中に『やっぱ、おれわかんねえわ。おれは寄り添おうと思ってるんだけどさ』とダメ出しをされて、新井さんが話しづらくなる場面がありました。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/12b2def6e85a9e0c32c96fe16ca51e47706de9b2
ということがあったと。
また、放送以外の時間に、新井麻希アナへ諸々の『ダメ出し』をするのが目撃されるようになります。
そして2021年の8月23日に、伊集院光さんは新井麻希アナを降板させる可能性があることに言及したといいます。
その後、8月30日のオンエアで、新井麻希アナが2週間の休みを取ることを伊集院光さんが告知します。
この背景には、新井麻希アナがもう伊集院光さんとは顔を合わせたくない、とスタッフに相談したということがあったそうです。
そのため、番組側はこの2人が顔を合わせない形で新井麻希アナの番組降板を取り計らった、という流れになります。
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伊集院光は新井麻希にパワハラをしたの??
ここで出てくるのが、この伊集院光さんと新井麻希アナとのやりとりがパワハラにあたるのか、ということです。
伊集院光さんは仕事に対して責任感が強く、生放送の現場では非常に厳しい態度で仕事に取り組んでいるため、スタッフはいつも緊張していた、という話があります。
自分に厳しく、他人に厳しい。プロ意識がそうさせているのだと思います。
新井麻希アナへの厳しい態度も、よりよい仕事をしたいがための行動なのかなとは思います。が、受け取り手がどう受け取るかも大事です。
新井麻希アナはこの番組で4年もアシスタントをしていましたので、伊集院光さんも彼女の実力は認めていたでしょうし、信頼もしていたはずです。
ただ、4年という長い時間の中でいろんな状況、要素が変わっていくということは当然ありますので、徐々に2人のスタイルが噛み合ってこなくなったという可能性も感じます。
一方の新井麻希アナですが、厳しい叱責も信頼の表れ、というように理屈では理解できても、やはり男性から強い口調で色々言われたとしたら、それは精神的にもちょっとキツいものはあったのかも、と思いました。
[the_ad id=’580′]新井麻希アナは慶應からTBSに入社し、その後フリーに。この「伊集院光とらじおと」がTBS復帰の最初の番組だったんですよね。
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NY帰りの帰国子女で、TOEICは950点。超エリートな道を歩んできた新井麻希アナに、伊集院光さんは容赦なくプロの仕事を要求し、そして遠慮なく注文していったのだと思います。
誰がいい、悪いというよりは、この流れの中で新井麻希アナが気持ち的にちょっとしんどくなった、ということは起こり得るのかなと。
そうなった場合は、無理せず伊集院光さんと距離を置いて、これ以上負担がかからないようにするのは全然問題ないと思います。
また、ここは難しいところですが、こういう別れ方をしたからといって二人の信頼関係の根幹はまだ残っているんじゃないかと。それが完全になくなってしまう前に距離を置くのは賢明だと私は思います。
「伊集院光とらじおと」に出演する最後の日に、新井麻希アナはこうコメントしています。
「伊集院さん、直接は絶対に言えなかったんですけど、本当に準備がすごい。手のこんだ料理みたい。放送せず削ってるものもいっぱいある。あっという間に終わっちゃう感じだが、すごいそこが濃縮され良いところだけ」
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/7e9ae2461e2edcccd5a51ba79768234fcefff827
「本当に尊敬していました。私にとってこの4年間は宝物のような時間で、すごい楽しかったです」
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/7e9ae2461e2edcccd5a51ba79768234fcefff827
リスナーとしては、この言葉をそのまま受け取っておけばいいんじゃないかな、と。
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「伊集院光とらじおと」打ち切り説が出る理由
それはそれとして、番組終了を伊集院光さんが決断したくなる理由もいくつか考えられます。
まず、TBSのスタッフとの信頼関係が近年、揺らいでいることです。
「JUNK 伊集院光 深夜の馬鹿力」にも出演している伊集院光さんですが、今年3月の放送で、伊集院光さんも参加するLINEグループに番組スタッフが『誤爆』をしたという事件を紹介しました。
伊集院さんと番組スタッフ計30人ほどが参加するLINEグループに、1枚のキャプチャー画像が投稿された。スタッフのみが参加するLINEグループでのトークを収めたものだった。伊集院さんがスタッフに感謝を伝えた前述のやりとりの1分後、スタッフ同士が「出ましたアメちゃん笑」「今日はムチきつかった分、アメが甘いっす笑笑笑」と軽口を叩いていたのだ。伊集院さんの指導を「あめとむち」と表現し、揶揄(やゆ)していると受け取れる内容だった。
引用元:https://www.j-cast.com/2021/03/11406859.html?p=all
この件をネタにすることである意味、大人の対応をした伊集院光さんですが、この投稿をしたスタッフとの間の人間関係がその後どうなったのかと想像すると…ちょっとその現場にはいたくない。。
そして、伊集院光さんは新井麻希アナの件でパワハラ呼ばわりされたということに立腹しており、そもそも、どこからそんな現場の出来事を漏らす奴はいるんだ、ということでさらに不信感を強めていったという状況のようです。
一方でスタッフからしてみると、ストイックな伊集院光さんと仕事をし続けるとしんどくなってくる人もいた様子です。
TBS関係者によると、
たまたま新井アナの件が露見しましたが、伊集院さんのパワハラ的な振る舞いは今に始まったことではないんです。徹夜して台本を作り、伊集院さんのところに持っていくと“こんなんじゃダメだろ”と何度も強い口調でダメ出しされることが多く、疲弊している人もいました。新井さんだけではなくスタッフに対しても厳しくて、休みをとったり、辞めたりしたスタッフも一人や二人じゃないです。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/c6a5d6bd938c32c040bd28d5865ba8838f69f582
という状態だったというのです。
なので、伊集院光さんから辞めると言うのか、TBSから打ち切りを決定するのか、という状態にある可能性は非常に感じます。後は、どちらが先に言い出すのか、という。
[the_ad id=’580′]ラジオ業界の隅っこにいた私から見て思うのは、皆さんが言うように、昔の叱咤激励は今のパワハラ、という部分もあるとはいえ、それでもラジオの生放送の世界は戦場ですから、柔らかく和やかに上手く仕事するのが難しい職場ではあるよなあ、ということです。
また、伊集院さんのラジオ番組は聴取率も国内随一の成績だと思いますので、彼の仕事のやり方はある部分で正解、お手本です。新井アナが不満を外に漏らしたり告発的なことをやらないのも、そういった側面があるかならのではとも思います。
パワハラ寄りのコミュニケーションを肯定するわけではもちろんありませんが、受け取り手は受け止められる範囲の厳しさは、あの業界にはどうしても必要になってくるし、だから、現場で戦う人はタフじゃないといけない、とも思います。
誰が悪い、こうするべきだった、といった答えを出すのが非常に難しい事案だと思いますので、ぼんやりした発信で恐縮です。
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人間関係って面倒なことも色々ありますけど、私は伊集院光さんも新井麻希アナも好きですし、これからも応援してますよ。