今もカリスマ的な人気を誇るLUNA SEAのボーカリスト、河村隆一(RYUICHI)さん。長年ロックシーンを牽引してきた大スターですが、最近ではSNS上でも「太った?」といった声が散見され、その容姿の変化にファンも驚いています。ただ、単に体重が増えたというわけではなく、実は病気とその治療による影響であるという情報もあります。
この記事では、河村隆一さんが「太った」と言われる理由について、彼が経験した病気のことにも触れながら、噂の真相を調査していきます。
河村隆一とは?
河村隆一(かわむら りゅういち)さんは、日本を代表するロックシンガーであり、LUNA SEA(ルナ・シー)のボーカリストRYUICHIとして広く知られています。1970年5月20日、神奈川県生まれで、現在は55歳です。圧倒的な歌唱力とルックスは現在も健在で、精力的な音楽活動により今なおファンを増やし続けているロックスターです。
LUNA SEAのボーカルとしてのキャリア
河村隆一さんが名を馳せたきっかけは、何と言っても、1980〜90年代を代表するロックバンドの1つであるLUNA SEAです。1992年に同バンドはメジャーデビューを果たし、河村さんの歌唱力と存在感で一躍注目を集めました。
LUNA SEAは、その後何度か活動休止を繰り返しつつも、国内外で熱狂的なファンを増やし続けています。
ソロ活動や歌手以外の活動も
LUNA SEAが一時活動を休止した後の1997年、河村さんはソロアーティストとしての活動を開始しました。ソロ1作目のシングル「I love you」を皮切りに、「Glass」、「BEAT」、「Love is…」といったヒット曲を次々にリリースし、特に1stアルバムである 『Love』 は驚異的なセールスを記録しました。
ソロ活動だけでなく、彼は俳優、小説家、音楽プロデューサーとしても活躍を見せてくれました。小説の出版や他アーティストへの楽曲提供など、多彩な才能を発揮しています。
印象的な活動
河村隆一さんの活動で特に印象的なのが「No Mic, No Speakers」 形式のコンサートです。マイクもスピーカーも一切使わず、生声だけで観客に歌を届けるというこのスタイルは、河村さんの圧倒的な歌唱力があるからこそなせる業であり、とても大きな話題となりました。
また、2011年に日本武道館で104曲を歌唱するライブを行ったことも印象的です。これは、ギネス・ワールド・レコーズに認定されています。
河村隆一に「太った?」という声が出た背景
河村隆一さんがどんな人物であるか分かったところで、ここからは、彼がなぜ太ったと言われるようになったのか、背景を探っていきましょう。
本当に太ったの?
近年、多くのまとめサイトやブログで、河村隆一さんの最近の顔つきについて「ふっくらした」「輪郭が丸くなった」という指摘が見られています。確かに、実際に昔の写真と比べると太ったと言われるのも頷けますが、単純に歳を取って体重も増えたというわけではないのでしょうか。
SNSでのファンの反応
X(旧Twitter)上でも、河村隆一さんに関して、「太った」「顔がパンパン」という投稿が多く見られます。ただ、その中には、病気の治療のために使用しているステロイドの影響のことと併せて言及している投稿も見られます。そのため、「太った」と言っても、単純な体重増加だけが原因ではない可能性が高いと考えられます。
河村隆一はがんだった?
河村隆一さんは病気を患っていたということですが、一体どんな病気を患っていたのでしょうか。これについては公式発表にてがんを罹患していたということが明らかにされています。以下、経緯を見ていきましょう。
肺腺がんの診断と手術
2018年、河村隆一さん定期検診にて「すりガラス状の腫瘍」があることを指摘され、 肺腺がん の疑いが持たれました。そのため、翌年の2019年初めに手術を受け、腫瘍を部分的に切除したということです。幸い、術後の検診では再発等は確認されておらず、歌手としてとても重要な肺活量も、トレーニングの甲斐もあり順調に回復しているそうです。最近も、肺がん検診啓発イベントに登壇し、早期発見の大切さを訴えていらっしゃいました。
「太った」のはがん治療の影響?
肺腺がんを患った河村隆一さんですが、太ったように見えるのは治療の影響なのでしょうか。
この見た目の変化について、ネット上では、喉(声帯)治療のためにステロイドの注射や服用があったという指摘がなされていたり、ステロイド薬によるムーンフェイス(満月様顔貌)と浮腫が影響しているという見立てがあったりしますが、いずれにしても単なる不摂生や中年太りではなく、ステロイド治療が関係しているという指摘が数多く見られます。ただし、本人からは詳細な治療や薬の内容が明かされていないということを明記しておきます。
※ムーンフェイスとは、ステロイド薬を服用した際に見られる典型的な副作用の1つです。食欲増進や脂肪の代謝異常を引き起こすことで、顔が丸くなったり浮腫が出たりします。
別の病気の影響も?
実は、河村隆一さんは、がん以外にも発声障害や声帯手術も経験しています。2022年には声帯の静脈瘤除去手術を受けたことが公表されていますし、最近も原因不明の発声障害に苦しめられていたそうです。
これらの不調に対してステロイドの使用があったことも報じられており、これが顔つきに影響を与えている可能性も否めません。
つまり、彼の「太ったように見える」変化は、がん治療だけでなく声帯治療・発声障害も複合的に関係していると考えられます。
ファンや世間の反応
河村隆一さんに対して「太った」という声がある一方で、治療や副作用に対する理解と応援の声も数多く見られます。がん治療後の回復やステージ復帰を果たした彼の姿に対して、偉大なロックスターの復帰を心から喜ぶポジティブな反応も少なくありません。
当然ながら、ステージへの復帰までの道のりは平坦ではなかったと想像できますが、それを乗り越えてファンに歌声を届けてくれる河村隆一さんをファンの皆さんは以前と変わらず応援しているようですね。
まとめ
河村隆一さんが太ったように見えるのは、単純な体重増加ではなく、病気と治療の複合的な影響であった可能性が高いということが分かりました。肺腺がんや声帯の静脈瘤、発生障害を乗り越え、今なお音楽シーンの第一線で活躍し続ける河村隆一さんは、とてもカッコいいですね。今後も、ファンや世間からの応援を糧に音楽活動を続けてほしいと願ってやみません。





