内野聖陽の演技が上手すぎ!若い頃〜現在の経歴や評判・実力を解説

俳優の内野聖陽(うちのせいよう)さんが紫綬褒章を受賞したというニュースが入ってきました。

さすが内野聖陽!という感じでこの賞にふさわしい役者であることは周知の通り、だとは思います。

今回は改めて、俳優・内野聖陽の演技力やこれまでに得てきた評価評判について掘り下げてみたいと思います。

 

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内野聖陽が受賞の紫綬褒章とは?何が凄いの?過去受賞者は??

今回、内野聖陽さんが受賞した

紫綬褒章(しじゅほうしょう)

ってたまに聞くフレーズなんですけど、実際のところ、これはどういったものなのか。

紫綬褒章(しじゅほうしょう)は「学術芸術上ノ発明改良創作ニ関シ事績著明ナル者」に授与される。「科学技術分野における発明・発見や、学術及びスポーツ・芸術文化分野における優れた業績を挙げた方」に授与されると説明する。
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/褒章#紫綬褒章

平たく言うと、芸能人、スポーツ選手といったジャンルの人達が、その分野で活躍したら授与されるというものみたいですね。

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俳優だと過去には、倍賞千恵子さん、北大路欣也さん、役所広司さん、真田広之さん、西田敏行さんといったそうそうたる顔ぶれがこの紫綬褒章を受賞しています。

スポーツ選手では髙木美帆さん、萩野公介さん、登坂絵莉さん、吉田沙保里さん、谷亮子さんなどなどが受賞。

内野聖陽さんも、この凄いラインナップに遂に名を連ねることになったわけです。

名実共に、日本トップクラスの俳優さんであることが示されましたね!

 

内野聖陽 坂本龍馬
出典:https://video.dmkt-sp.jp/title/episode/id/10120982/

内野聖陽の演技はなぜ上手すぎと評されるのか?

内野聖陽さんの演技力についての評価を具体的に見てみましょう。

まず、内野聖陽さんといえば『坂本龍馬がはまり役』だという評判です。

これは、TBSの『JIN-仁-』坂本龍馬を演じて言われるようになったことですね。リアリティがハンパない、と。

NHK大河『龍馬伝』の福山はカッコ良さでは群を抜いていて、世間の印象も強い。しかし、内野に関しては龍馬のだらしなさ、情けなさ、豪胆さ、人たらしなところとか、人々が思い描く龍馬そのものを演じきっていた
引用元:https://www.excite.co.jp/news/article/Cyzo_239871/

坂本龍馬という役をしっかり研究し尽くして、『本当にこんな人だったんじゃないか』と思えるほどのリアリティを出せる演技をしてくれるのが内野聖陽さんです。

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内野聖陽さんは、この『JIN-仁-』での坂本龍馬を演じるにあたって、わざわざ高知まで行って地元の居酒屋に入り、他の客の会話に耳を傾け、そして土佐弁を学んでいったそうです。

演じる役どころも、福山雅治のスマートかつ清潔な龍馬に対して、がさつでややダーティな香りも漂わせる、まさしく『ぶっちゃけ龍馬ってこんなやつだったんじゃね?』な龍馬をリアルに演じたことで大評判だったんですね。

ただ、1つのハマリ役をしっかり演じることのできる俳優さんなら日本にもまだまだいると思います。

内野聖陽さんの凄いところは、過去に演じた役で色がつくことなく、出演作品のそれぞれでリアリティ、独自性を出せる幅の広さを持っていることです。

器用な美容師を演じた『きのう何食べた?』では、ケンジ役を原作のケンジとまったく同じイメージで好演。

漫画の中にいるキャラクターってふざけるところと真面目なところの振り幅が生身の人間より大きかったりするものなのですが、そこも自然に演じきっていたのが凄いな、と思ったものです。

内野聖陽さんは『きのう何食べた?』で『第101回ザテレビジョンドラマアカデミー賞』を受賞した際、以下のコメントを残しています。

原作と同じく、ドラマもリビングでの生活の場面がほとんどで、カップルとしての性的な部分は描かない方針。そこが広く受け入れられた要因の一つでは…。とはいえ、僕は暗示的な部分ではそういう匂いがないとつまらんと思って、ベッドルームでの2人を想像させるようなことを常にやらかそうとしていました。最終話でケンジがシロさんの髪を切って後ろから抱き締める場面もこだわりました。僕としては向き合ってキスをするとか、もっと濃いラブシーンでも受けて立つつもりだったんですけど…それこそねぇ、見ちゃいられませんよ(笑)。
引用元:https://thetv.jp/feature/drama-academy/101/awards/interview/2/

単に渡された台本をこなすのではなく、徹底的に作品の魅力を出すためのトライをする姿勢が凄まじいですね。

『おかえりモネ 』では父、夫、息子、といった複数の立場を表情豊かに演じていて、これも素晴らしかったです。

個人的には、映画館で観た『十三人の刺客』で冒頭、いきなり切腹してそのまま出番終了、というインパクトが強烈で、内野聖陽さんの存在は思い切り脳裏に焼き付けられてしまった感じです。

『きのう何食べた?』と『十三人の刺客』を交互に観たら、内野聖陽の凄さは誰でもわかると思います!

この演技力と振り幅の広さ。

内野聖陽さん自身はどう考えているのか、そして紫綬褒章を受賞するほどの演技力を身につけるために、これまでどんな道のりを歩んできたのか。

これも気になるところですね。

 

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内野聖陽の演技力はどうやって生まれたのか?

内野聖陽さんは現在53歳。

早稲田大学在学中に文学座研究所に入所、そこから俳優としてのキャリアを開始します。

元々演劇畑だったということで、前妻の一路真輝さんともミュージカルの『エリザベート』に共演したことが馴れ初めとなっています。

内野聖陽さんの、役者としての演技力、そして基礎の確かさはこのあたりの経歴に理由がありそうですね。

実家はお寺で、このお寺を継ぐ継がないで揉めた上で俳優業に進んでいるため、この仕事に対する覚悟も相当なものだったんじゃないかと私は感じています。

役者も人間です。これまでの人生でどのような経験をしてきたか、どんな価値観を培ってきたのか、で演技の内容も相当変わると思うんですよね。

内野聖陽さんの場合、勘当同然で実家のお寺を継ぐことを拒否したことが、仕事の本気度に繋がっているのではと。

これについて内野聖陽さんはこう述懐しています。

跡を継がなかったのは、役者の道を歩みたいからです。もちろん最初に反対はありました。今はすべてきちんと、檀家さんに対しても僕の気持ちをお伝えして、自分の道を行くんだということで、ちゃんとやっております
引用元:https://jisin.jp/entertainment/entertainment-news/1983943/2/

どの家に生まれたかでその人の運命、人生はいくらか決められてしまいますが、それでも、自分で切り開けるのも人生です。

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内野聖陽さんは難しい境遇から、自らの手で道を切り開いてきた苦労人という側面もあるんじゃないでしょうか。

そんな内野聖陽さんのバックグラウンドも知った上で各作品を観ていくと、新たな発見があるかもしれません。