東京オリンピックのソフトボール女子。日本が金メダル!!おめでとうございます!!
1次リーグでメキシコと対戦した日本はサヨナラ勝ちも飾っていますが、この勝利に大きく貢献してくれたのが7回からリリースで登板した後藤希友選手。
後藤希友選手は、『トヨタ自動車 レッドテリアーズ』の所属です。
このレッドテリアーズ、実はアメリカ代表のモニカ・アボット選手も所属しています。
モニカ・アボット選手は9年日本にいるということで、日本に馴染んでいるのか?日本語は話せるのか?など、気になりますね。
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モニカ・アボットが試合中に後藤希友へアドバイスした言葉
このモニカ・アボット選手は北京でも米国代表選手でした。
この北京五輪でモニカ・アボット選手を見た後藤希友選手は、同じサウスポー、左利きということもあって『すごい!』と即憧れの対象となったんだとか。
後藤希友選手がソフトボールを初めたきっかけも、このモニカ・アボット選手です。
そのモニカ・アボット選手が同じチームになった時、後藤希友選手は徹底的にモニカ・アボット選手の動きを近くで観察、研究し、そして時にはアドバイスを求めていました。この経験が、今回の勝利にも生きているのではないかと言われています。
今年4月にあった試合では、今回の上野〜後藤の流れと同様に後藤希友選手はモニカ・アボット選手のリリーフを務めました。
この時、モニカ・アボット選手は後藤希友選手に、
相手に簡単にバントをさせない投球を
とアドバイスします。それが功を奏して、相手打者のバント失敗を誘い出すことに成功します。
[the_ad id=’580′]後藤希友選手はモニカ・アボット選手について、
モニカの支えというか、背中を見ながら学んできた部分も多い。あの背中を見て自分もいつか超えたいし、もっと頑張らなければならない。
引用元:https://www3.nhk.or.jp/sports/story/14818/index.html
と語っています。この、モニカ・アボット選手という師匠、先生の影響を受けたピッチングで、今回の東京五輪で大活躍しそうな機運が高まってきましたね。
モニカ・アボット インビュー日本語訳
モニカ・アボット選手をフィーチャーしたインタビュー動画があります。
彼女の発言パートを以下、簡単に和訳してみますね。モニカ・アボット選手の内面に触れることができると思います。
私は現在、31歳です。カルフォルニア州サリナス出身です。
ソフトボールがオリンピックに戻ってきて、とても興奮しています。
トヨタでプレーした最初の1年目は2009年でした。トヨタに入ったことで、私は引き続きソフトボール選手でいられることになったのです。
アメリカにもソフトボールのリーグがありますが、日本のそれは世界最強だと思っています。
実は、最初は日本でプレーしたいとは全然思ってませんでした。というのは、アメリカと日本の代表チームはライバルなんです。
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2008年の北京オリンピックで、私たちは日本に負けました。これは、とても辛い経験でもありました。
だから日本のチームに入ることに最初は抵抗があったのです。
考えた結果、家族や友人に、1年だけ日本でやってみることを話しました。そして、日本人のチームメイトから日本のソフトボールを学び、それだけでなく日本の文化、彼らの考え方を学ぶことにしました。
この、日本人のソフトボール、文化、考え方に馴染めなかったら早々にアメリカへ帰ったかもしれません。
でも、私はそれらが好きになってしまいました。だから、9年も日本にいるんです。
ソフトボールがオリンピックに復活するのを、アメリカ人はずっと待ち望んでいました。だから、今回戻れたのはとてもエキサイティングなことなんです。
私を応援してくれている人は、私を応援すべきか、日本を応援すべきかで、ちょっと慌ただしくなるかもしれませんね。
日本式のソフトボールは長時間練習するというものですが、これは一長一短あります。長時間練習すると確かに技術を磨く機会に多く恵まれます。しかし、効率的ではないですよね。悪い方向に習慣づいていかないことも大事だと思っています。
[the_ad id=’580′]日本に来た時は、最初、仲間とのコミュニケーションはかなり苦労しました。和英辞書を毎日見て日本語を勉強しました。
でも、プレーをしている時にちょっとした日本語のフレーズを何度も聞き、私もちょっとした英語のフレーズを出しているうちに、お互い聞き取れるものが増えていって、次第にそれが私たちの言語になっていきました。
私は片言の日本語しか話せませんが、何かを伝える際、ある程度は伝えられると思います。しかし細かいところまでわかってもらうのは難しいですよね。まあ、食事を注文したりちょっとした世間話だったら十分今のままでも通用しています。
日本のソフトボールファンは本当に素敵な人たちですね。すごいと思ったのは、応援団がいること。アメリカではチアリーダーなのに対して。