ロシア企業がフランチャイズ展開していた丸亀製麺が日本側の通達で3月末に全店閉店…のはずが、今だに名前を変えて営業しているという件。
実際のところ、現地ではどんな風に営業しているのか!?
ということを今回調査しました。
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閉店したはずのモスクワ丸亀製麺…がまだある!(動画&画像)
早速ご覧いただきましょう。
モスクワで映画監督をしている木下順介さんが4月に入って撮影した、閉店したはずの丸亀製麺で食事をした時の模様です。
丸亀製麺改め、マル。しかし、未だにパッケージは、丸亀製麺のを使ってます。 pic.twitter.com/QRndHxlKID
— 木下順介🇷🇺モスクワ在住映画監督и役者。 (@junsuke1012kino) April 7, 2022
店名は『マル』に変わっていることが報道にありましたが、木下順介さんによると、やはり店名はマルになっていたようです。
そして、丸亀製麺の名の入った消耗品がなくなるまでは、それを使うのではないかと推察しておられます。
メニューは、丸亀製麺と全く同じだそうです。
[the_ad id=’580′]他にもモスクワの店舗の前で撮影された画像があります。
これがモスクワの丸亀製麺 pic.twitter.com/Erf4q2SEqw
— ⛩ちゃぴンデルバルド (@takky_ochappy) April 9, 2022
看板はまだ外されてないですね。普通にモスクワの丸亀製麺は存在している!
次は、動画です。
丸亀製麺に行ったら、丸亀製麺の看板がなくなっているけど営業はしている、という証拠動画です。
普通に温玉ぶっかけうどんが出てきてますねえ。
雰囲気としては、MARUKAMEをやめてMARUにして、ロゴを変えて、メニューはそのまま(orちょっといじる)で、今後も営業していこうという戦略なんだと思います。
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なぜロシアの丸亀製麺は営業し続けられるのか
日本で丸亀製麺を運営する株式会社トリドールホールディングスは、ロシアのマルフーズという会社とライセンス契約して丸亀製麺のロシアでの営業を認めていたということですが、名前を変えてメニューだけパクって、みたいなことって常識で考えたらありえないじゃないですか。
でも、外国人的な感覚だと、いや、うちはもう丸亀製麺じゃないよ、と言い張ればいい、という感じなんでしょうね。
トリドールホールディングスは店を閉めさせることはできず、そしてライセンス料も入ってこない、という状態になり、後味の悪い結果になりそうです。
裁判するにも、ウクライナとの戦争で世界を敵に回している現状のロシアですから、まともな手続きができるかも怪しいですよね。
[the_ad id=’580′]というか、今は外国に対して何をやってもいい、というくらいの感覚に、ロシア企業もなっているんじゃないか、とか。
私の知人の社長さんが以前、某国の企業と似たようなライセンス契約を結ぼうとしたことがあるのですが、その時は相手方が直前で契約を辞退し、でもコンテンツはパクって自国で商売を始めるという事件が起きてしまいました。
その社長さんが相手に抗議すると、『使用してはいけない、とこちらに事前に伝えたのであればやらなかったけど、言われなかったから使用した。だからこちらは悪くない』と主張されたそうです。
外国の企業と取引する時は、日本人の常識は通用しないと思った方がいいですね。いや、いい人も多いはずですが、ありえないほどの、価値観の相違は認識しておいた方がいいかな、と。