シバターのRIZIN久保戦が喧嘩商売そのまんま!佐藤十兵衛との共通点は?

壮大なエンタテインメントに昇華していきそうな勢いのRIZIN.33久保優太 vs シバター戦ですが…

シバターさんの仕掛けたトラップを見れば見るほど、漫画『喧嘩商売』の主人公、佐藤十兵衛とシバターさんがオーバーラップするんですね。

今回は、このシバターさんと『喧嘩商売』の佐藤十兵衛との共通点について探ってみたいと思います。

 

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シバター劇場・久保優太編のおさらい

まず、今回何が起きたのか、についておさらいしておきますね。

2021年大晦日のRIZIN.33でHIROYA選手と戦う予定だった久保優太選手ですが、HIROYA選手が怪我してしまったため、このカードが流れます。

一方で、シバターさんは皇治選手との対戦が水面下で企画されていましたが、ルールの面で折り合いがつかずこれも頓挫。

そこで、RIZIN広報事業部長の笹原圭一さんはこの両者を対戦させようとオファーをかけます。

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その後、試合が実行されたのですが…

後になって、実はこの両者の間で密約が交わされていて、1R目は流して2R目から真剣勝負をしようという話し合いが行われていたことが発覚したのです!

さらには、その密約をシバターさんが破って(ブック破り)1R目から勝負をかけた結果、腕ひしぎ逆十字固めで久保選手に勝利してしまいます。

敗北直後、『話が違うよ…』なジェスチャーを2度見せる久保優太選手。

シバター 佐藤十兵衛

シバター 佐藤十兵衛2

このドタバタを、シバターさんが全部解説した動画が以下になります。

この動画でシバターさんは、

俺は『何をしてでも、どんなに卑怯なことをしてでも』勝ちたかった。

久保優太、今回のケンカは完全にお前の負けだよ。ごちゃごちゃ言ってんじゃねえ

と語り、ヒールとして確固としたスタンスを示したことから、称賛の声も多く上がるという結末に。

この顛末を見て思い出すのが、漫画『喧嘩商売』の佐藤十兵衛なんです。

 

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シバターと佐藤十兵衛の共通点とは?

『喧嘩商売』は、週刊ヤングマガジンに連載されていた漫画で、『喧嘩稼業』というタイトルの続編もあります。

『喧嘩商売』の主人公、佐藤十兵衛は喧嘩自慢の高校生なのですが、その戦い方が最悪で(!)、勝つためには手段を選ばないという方針で毎回策を講じます。

凶器を使ったり不意打ちしたり、戦う前に裏工作したり、と、自己中心的な生き様を展開するのです。

 

つまりは、シバターって佐藤十兵衛じゃん!ってことになるわけです。

『何をしてでも勝つ』というやり口はシバターさんも佐藤十兵衛も同じですが、それほどまでに勝利に執念を燃やす姿に、ある種の感動を覚えている人も少なくない様子です。


シバターさんの場合、漫画ではなく現実世界でこれをやってしまったことから日本中にその悪名が轟き、知名度がさらに爆上げされたという格好になります。漫画のような生き方をしている、といってもいいでしょう。

こういうわかりやすいヒールを演じているところにシバターさんの底知れぬ計算と恐ろしさがあるんですね〜。

 

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シバターはこのまま佐藤十兵衛キャラを続けるのか?

シバターさんといえば、炎上系YouTuberと呼ばれつつも、これまでは最後の一線は超えないギリギリのスタンスで動画を投稿し続けていたことから、『本当は常識人でいい人』という評判もありました。

しかし今回の久保優太戦で、一気に『クズブランディング』が完成してしまったので、今後、常識的な企業の常識的な仕事には呼ばれなくなる可能性が出てきています。

企業案件の広告動画なんかもオファーが減りそうですし、なにより、格闘技業界からは永久追放になるのではないかと言われています。

【文字起こし】シバター『RIZIN笹原氏が八百長を事前に容認』と発言(久保優太との会話音声)

しかし、シバターさんが今回RIZINや久保優太選手をペテンにかけた背景として、RIZINへの不信感や総合格闘技へのモチベーションが低下しているということが推測されます。

であれば、今回の試合は徹底的にカネに変えてやろう、ということで腹を括ったということかもしれません。

実際、今回の八百長ネタは動画再生回数が格段に跳ね上がっています。

シバター YouTube

このように、いつもは10〜30万回再生の動画が多いのに対して、久保戦直後からは100万回再生を連発しています。

これを得るために、汚名を着た。そういう判断だったのではないでしょうか。勝つためなら、稼ぐためならどんな手も使う。と。

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また、今回の壮大な騙し討ち劇をした結果何かダメージを受けたとしても、シバターさんはそれに耐えられるだけの力を持っています。

年収は1億円を超えると言われるシバターさんですが、今持っている資産、そしてこれから生む収益、という体力があるからこそ、こういう勝負ができるわけです。

こんな男が、日本にいるんだ、実在するんだ、と感嘆してしまいますね。いや、肯定するわけではないのですが。

もしかすると、佐藤十兵衛よりもマンガな世界観で生きているのがシバターという男かもしれません。