エンゼルスの大谷翔平選手を支える専属通訳の水原一平さん。
大谷翔平選手が活躍すればするほど水原一平さんの手腕も評価され、また、ホームランダービーの捕手に大谷翔平選手から指名されるなど、この2人のパートナーシップもファンにとっては興味の対象となっています。
この水原通訳、メジャーリーグ という大舞台で活躍する敏腕通訳ということですが、その稼ぎは一体いくらなのか??
というわけで今回は水原一平さんの年収、給料、年俸、収入…といったキーワードについて掘り下げてみたいと思います。
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メジャーリーグで活躍する大谷翔平の通訳…一体幾ら貰ってるの?
よく、野球選手で『推定年俸』っていう数字があるじゃないですか。まさか、通訳さんの推定年俸が注目されるなんて、時代も変わりましたね。日本人が世界で勝負できている証です!
結論から言うと、水原一平さんがエンゼルスと年間契約しているギャラは、過去事例から考えて800〜1,000万円のあたりではないかと推測されます。ただし、仕事にかかる経費のあれこれは球団が負担しているでしょうから、そこの部分で、普通のフリーランサーよりは持ち出しは少ないと予想します。
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大谷翔平選手と一緒にいる時にかかるお金、例えば食事とかは経費で出るでしょうし、他にも、メジャーリーガーと一緒に動くことで得られる恩恵(というかなんというか)は相当あるのではと思います。
[the_ad id=’580′]映画『マネーボール』では、貧乏球団だったアスレチックスに移籍してきた選手が選手控え室にあるベンディングマシーンを見て驚くシーンがあります。コインを入れる場所があったからです。飲み放題ではなく、自動『販売』機だったのです。
『この球団は、選手からソーダ代を取るのか!?』
つまり、衣食住は当たり前に満たされるのがメジャーリーガーの待遇なのです。
通訳さんは、日本で活動するとそんなに稼げないというのが一般的です。正社員として通訳の業務をしている人の平均年収は、やはり低めなのかな、と。
通訳の仕事の平均年収は約414万円。日本の平均年収と比較すると低い傾向にあります。
月給で換算すると35万円、初任給は21万円程度が相場のようで、派遣社員やアルバイト・パートでは平均時給がそれぞれ1,596円、1,054円となっています。引用元:https://求人ボックス.com/通訳の年収・時給
私の知り合いでフリーランスの通訳さんがいるんですけど、仕事が獲れる時はまあまあ身入りもいいけど、入らない時は生活が厳しくなるので英語を使わない派遣社員の仕事をしている、と言ってました。
彼女もかつてはアメリカの日系企業で通訳をしていて、向こうではそれなりの給料が出ていたのですが、日本に帰って同じことをしようとすると、もうしんどい、と。
そんな現状を見ると、大谷翔平選手と一緒にアメリカを戻ることになったのは、水原一平さんにとってもチャンスだったに違いありません。
岡島秀樹にも雇われていた敏腕通訳・水原一平
大谷翔平選手に限らず、メジャーに行く日本人選手は億単位の報酬でアメリカへ渡ります。しかし、通訳のギャラも他ジャンルと比べてべらぼうに高いかと言えば、そんなことはないようです。選手の成績で通訳さんのギャラが上がるなんてことはないでしょうし。
まず、水原一平さんに限らず、日本人メジャーリーガーの通訳は多くの場合、選手本人が選定して、自分のところで仕事ができるように取り計らいます。球団がどこかから連れてきて雇ってくれるパターンもありますが、どちらかというと、選手が自分に合った人を自分で用意し、球団との契約の中でそのコストも負担してもらうよう話し合う、という感じみたいです。
水原一平さんの場合、2010年から2年ほどレッドソックスの岡島秀樹さんの通訳をしていましたが、これも球団から雇われる形だったようです。
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岡島秀樹さんはレッドソックスに入団した当初、通訳なしで活動していました。しかし英語が話せないことからやはり通訳が必要だ、となり、球団に通訳の雇用を依頼したそうです。
水原一平さんは先任の通訳さんに代わって雇われたわけですが、岡島秀樹さんがヤンキースに移籍する際一緒に行こうとしたら、岡島秀樹さんの契約がなしになってしまい、そのまま失職します。
そこから、日本に渡り、日本ハムファイターズの球団専属通訳になったところで大谷翔平選手との接点が生まれたということですね。
クビになりヤンキースに行けなかったことで渋々(?)日本に渡り、そこでオオタニサンと出会った。これはまさしく、『塞翁が馬』の趣がありますねえ。
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水原一平の通訳としての収入は割に合っているのか?
水原一平さんの場合、大谷翔平選手と常に一緒にいて、彼が言葉を求められる場面全てに対応しなければなりません。朝から晩まで一緒にいて、スター選手の発言を預かるという責任を負っています。
https://www.youtube.com/watch?v=c6ccixopd4k
それだけでも相当なプレッシャーですね!
さらには、練習から食事から何から、マネージャーとしてサポートしていることは最近の報道でもよく出てますよね。
そう考えると、普通の通訳さんよりも仕事量は多いですし、休日も自由に取れません。体調不良の日も、そうそう欠勤できないでしょう。
さらには、突然クビになるリスクがあります。これは、例えばですが万一、大谷翔平選手とソリが合わないとか仕事が評価されずに途中で解雇される可能性もあるわけです。
また、岡島秀樹さんの時のように、選手がクビになれば自分もクビになるというリスクがあります。
大谷翔平選手と一蓮托生、という部分も、水原一平さんの人生においては非常に重い部分でしょう。
水原通訳の場合は、岡島秀樹さん〜日本ハムファイターズ〜大谷翔平選手と、切れることなく年間契約を勝ち取っているから大したものです。イレギュラーで突然職を失ってしまうリスクと常に隣り合わせということを考えると、年間1,000万ほどのギャラだと割りに合わないと考える向きもあるのではないでしょうか。
体力的にも、移動の連続でしんどいと思います。若いうちにしかできない仕事なのかも、というところはあります。
夢のある仕事ではありますが、簡単、ラクチンにはいかないという厳しい世界でしょうね。水原一平さんは、その中でサバイバルしている凄い人なんです。