2024年9月に惜しまれながらも引退した貴景勝さんの引退の理由について調査しました。貴景勝さんは28歳の若さで引退しますが「すばらしい相撲人生を歩ませていただいた」と、現役時代に満足している思いを語っていました。
しかし、世間では「引退が早すぎる」という声が寄せられていることも事実。貴景勝さんの引退理由は何だったのか、ご本人の記者会見や周囲の声から、調査してみましょう。
貴景勝の引退の理由は?
貴景勝さんの記者会見によると、引退理由は「燃え尽きたこと」「横綱を目指す気力がなくなったこと」と語っていました。
【参考サイト:スポニチアネックス】
28歳という若さで引退するのは、昭和以降の力士で、かつ最高位が大関の中では2番目の若さ。世間からも年齢についての指摘があるようですが、貴景勝さんは「年齢で相撲をしてきたのではない」と思いを打ち明けました。
貴景勝の引退理由は怪我?
貴景勝さんの引退理由となった「燃え尽きた」「横綱を目指す気力がない」という思いの裏には、度重なる怪我という実情がありました。
2019年の春場所に関脇から大関へ昇進すると、そこからは怪我に泣かされ続ける相撲人生でした。足首、膝、大胸筋、そして極めつけは首の頸椎ヘルニア。首の痛みは慢性的なものとなり、その後の取り組みに大きく影響を及ぼしました。
【参考サイト:日刊ゲンダイ】
小学生から「横綱」だけを目指してきた
貴景勝さんは28歳の若さで引退することになりましたが、正直な思いとして「横綱の景色を見たかった」と語りました。しかし、最高位・大関となるまで力士としてがむしゃらに猛進してきた貴景勝さんは「相撲人生に悔いはない」と言います。大関までのし上がり、手を伸ばせるところまで来たものの、最後の最後で届かなかった悔しさをにじませました。
小学生の頃から「横綱になること」だけを目標に、これまで相撲人生を歩んできました。どんな形であれ、自身が人生を捧げてきた相撲に悔いはないのでしょう。
【参考サイト:日刊スポーツ】
貴景勝は引退後どうする?
貴景勝さんは引退後、年寄「湊川親方」を襲名し、後進の指導に専念するそうです。根性と気合を持った力士を育てることに意欲的だといい、若い力士を強くしたいという思いが特に強い先輩だったのだそうですよ。
すでに、貴景勝さんの解説には絶賛の声が集まっています。
貴景勝さんの師匠である常盤山親方は「怪我が多くても痛いと言わない男。精神力が強いので、良い指導者になる」と太鼓判を押しています。
貴景勝が大関から陥落したのはなぜ?
貴景勝さんの番付は大関でしたが、引退の直前に関脇に転落していました。理由は以前から悩まされていた首の怪我のため休場したり、負け越しが続いたりしたことでした。
10勝以上をあげ大関に復帰することを目指してきた貴景勝さんですが、怪我のため技に力を込めることができず、連敗していたのです。
【参考サイト:NHK】
正念場となった秋場所は、2連敗で発進し3日目から休場。このタイミングで引退の意向を決めていたそうですよ。
まとめ
貴景勝さんの引退の理由について調査しました。貴景勝さんの引退理由は、ご自身が記者会見で語っていたように、燃え尽きてしまったことが大きかったようです。その裏には、慢性的な怪我や痛みなど、貴景勝さん本人にしか感じられない辛さや葛藤がありました。師匠からも「精神の強い男」と高く評価されている貴景勝さんですから、今後「湊川親方」としてたくましい力士の育成に専念することでしょう。10年間の現役人生、お疲れさまでした!