一体どういう特性?ADHDを公表している芸能人まとめ

ADHD 診断を受ける大人が増えてきています。ADHDという呼び名で浸透し始めたのは2013年頃からだといわれており、現在ではADHDを公表する有名人も多く、決して珍しくはなくなってきていますね。私たちが子どもの頃にはなかった、ADHDという発達障害。しかし、特性に当てはまるクラスメイトは何人もいたはずです。患っている本人たちは、知られざる生きづらさを抱えて幼少期を過ごしてきたことでしょう。今日は、ADHDを公表している芸能人をまとめてみたいと思います。

意外?ADHDを公表している芸能人まとめ

Fukase(SEKAI NO OWARI)

小学生の時、自分が勉強を苦手としていることをコンプレックスに思っていたというFukaseさんは、大人になってADHD 診断を受けたそう。なぜ小学生の時、まわりの子どもと同じような生活ができなかったか、集中力が続かなかったのか、暗記が苦手だったのか…病気が発覚し、すべての点と点がつながったのだそうですよ。子どもの頃は、やんちゃというよりもケンカっ早く落ち着きのない少年だったのだとか。

ウィル・スミス

アカデミー賞授賞式の壇上で、司会者の男性を平手打ちしたことで大きな騒動を呼んだ、ハリウッド俳優のウィル・スミスさん。騒動の後、自身がADHD 診断されたことを公表しています。怒りっぽくなりやすいというADHDは、今回のウィル・スミスさんの行動の要因となってしまったとみられますが、世間では「妻を守っただけ」「司会者の失言が悪い」と、ウィル・スミスさんを擁護する声も多かったですよね。

黒柳徹子

著書『窓際のトットちゃん』でも有名な黒柳徹子さんは、なんと小学校を退学になった経験があります。授業中に外を歩く人に話しかけたり、登校中に草花を探していたら、学校に行くのを忘れてしまったり…そんな黒柳さんの幼少期の行動は、発達障害やADHDという病気が知られていなかった当時、問題児というレッテルを貼られてしまったのですね。『窓際のトットちゃん』では、そんな黒柳さんを受け入れてくれた新しい小学校での出来事が綴られていますよ。

小島慶子

40代になり、自身がADHD 診断されたのは、アナウンサーとして幅広く活躍してきた小島慶子さん。子どもの頃から、集団生活や人づきあいが苦手だと感じてきたそうですが、自身も子育てをしているにもかかわらず、まさか「発達障害」が自分に当てはまるものとは考えたこともなかったのだそう。小島さんが自覚しているADHDの特性は、落ち着きがなく気が散りやすい一方、興味があることは集中しすぎて気持ちの切り替えができないという性格。子どものころから、衝動性や突発性が強く出ることが多く、友達とトラブルになることも多かったのだとか。

ADHDは一体どんな特性がある?

ADHDは、正式名称を「注意欠如・多動性障害」といいます。集中力がなかったり、じっとしていられなかったり、衝動的な行動が目立ったりする特性を持っています。では、それぞれの特徴をまとめてみましょう。

不注意・集中力がないタイプ

ADHD 診断の中でも、不注意な特性が強く現れるタイプは、多動や衝動の特徴が逆に少ないといわれています。長時間集中できなかったり、忘れ物が多かったり、少しの刺激で気がそれてしまったりします。一方で、自分の好きなことに対しては過集中する傾向にあります。

多動・衝動が強いタイプ

不注意ではないけれど、常に落ち着きがないなど、衝動的な行動が多いタイプです。常に動いていないと気分が落ち着かず、無意識のうちに身体が動いてしまうのだそう。感情や欲求のコントロールが難しく、授業中に立ち歩いたり、静かな場所で大声を出してしまったり、集団生活が苦手とされる傾向にあります。

まとめ

ADHDについて、そして公表している有名人についてもまとめてみました。今では珍しくない発達障害の一種であるADHDですが、患った本人は生きづらさを強いられ、人と関わったり集団の中に身を置いたりすることを嫌う人も多いようです。それも特性のうちですから、お互いに認め合い、長所を伸ばし合って、多様性の中生きていけたら良いですね。