勇気を貰いたい時&負けたくない時に聴く感動の名曲2選!(STICKY&THE MODS)

MUSIC

今回は、

何かに挑戦しようとして勇気を貰いたい時

頑張っていることを諦めずに頑張りたい時

そんなシチュエーションの方にグっと刺さる名曲を厳選して2曲紹介させて頂きますね。

私の好きなアーティストにHip HopアーティストのSTICKYとロックバンドのTHE MODSがいます。Hip HopとROCK…ジャンルは違えど歌い手の熱いソウルにはリンクする部分があるんですよ。

この2組から、聴いて前向きになれる曲をそれぞれ1曲ずつピックアップしてみました。

STICKY『終わりなき道』

(アーティストのオフィシャルYouTube)

終わりなき道

今回の記事の執筆は、STICKY氏がつい先日の2021年1月13日に逝去されたことに起因します。

STICKYは2003年にHip HopグループのSCARSを結成、その1sアルバム『THE ALBUM』は日本のHip Hopシーンの流れを変えたと言われるほどの名盤と評価されています。

STICKY自身もソロで活躍していて、この『終わりなき道』は2009年リリースのアルバム『WHERE’S MY MONEY』に収録されています。

歌詞の内容は、彼の人生そのものを表現していて、まず、ストーリーは獄中から始まります。

自業自得で暗闇に落ちていた時期、同じくその場所にいた反社会組織のベテランから言われた一言で彼は変わります。

なんだお前、そんな小さな悪さしかできない情けないやつなんだな。

そんな意味の言葉を掛けられて、彼は悔しさからペンを取り詞を書き始めます。

そして社会に戻ったSTICKYはアルバイトをしながら、ラッパーとしての活動を始めようとするものの、初めてレコーディングに挑戦したらその出来上がりは最悪なものでした。一生懸命書いたリリックも、人に聞かせられるような代物ではありません。

そんな時、仲間からライブに出てみないか、と誘われます。彼は、理由をつけてその誘いを断ります。逃げたのです。

でも、音楽の道に進みたいという気持ちはまだ熱く残っていました。周囲を見ると、先にラップを始めた友達が、ステージで思い切りパフォーマンスをして輝いているという風景がありました。

劣等感に苛まれる中、そこから彼はなんとか勇気を出してシーンに中に入っていき、徐々に頭角を表していきます。

でも、日本のHip Hopシーンの厳しい現実にもぶち当たります。テレビに出たり派手に目立つ活動をしているラッパーはたくさんいるけれど、本当にラップだけで食っていけているのはほんの一握り。

STICKYも洋服屋で働きながら、疲れた身体で音楽を続ける日々。悪いことから足を洗ってグループを結成、CDをリリース、ようやく活動も起動に乗ってきたのに、なのに、生活は全然上向かない。起きるのは大変なことばかり。

でも、前に進もう。俺は負けない。この先に待っている幸福を信じて。

…そんな彼のリアルな心情が、『終わりなき道』というタイトルにもしっかり表現されている曲です。

この曲を愛聴しているファンの想いも熱いです。

私自身も、めちゃくちゃ勇気をもらった曲です。

STICKYの、そしてSCARSの最大の魅力は『弱さを隠さない強さ』です。

こういう不良系のラッパー達って、俺は凄い、強い、怖い、カッコイイ!ということを前面に押し出して、というかそれだけでパフォーマンスしている人が多いのですが、彼らは違います。自分の弱さやカッコ悪いところをさらけだして、失敗や恥、後悔の歴史をこれでもかというくらいリアルに叩きつけるスタイルなんです。

なので、STICKYのラップを聴いて涙した、勇気を貰えた、という人はこの日本にめちゃくちゃいるんです。

STICKYの音楽は、これからも生き続けるし、これからも多くの人を救っていくことでしょう。

THE MODS『LOOSE GAME』

(アーティストのオフィシャルYouTube)

THE MODS「LOOSE GAME」試聴

THE MODSは1981年にメジャーデビュー(エピックソニー)した4人組のロックバンド。なんと、今も活動を続けています!途中ドラマーのメンバーチェンジがありましたが、実に40年のキャリア。

モッズを聴いて育ったというメジャーアーティストは数多く、日本のロックを育ててくれたバンドと言っても過言ではありません。

そのTHE MODSがデビュー10年目の1991年に発売したアルバム『叛 〜REBEL』に収録されているのが、この『LOOSE GAME』です。当時、モッズは古巣のエピックソニーとの契約を解除し、独自のレーベルを立ち上げます。当時は珍しい、『自社制作&メジャー流通』という形態です。

どういうことかと言うと、レコーディングは自分達のリスクで経費を出して録音するけど(原盤権所有)、プレスとレコード店への展開は徳間ジャパンに任せるという仕組みです。

エピック時代はレコード会社が多めにリスクを取っていたこともありセールスとバンドの利益がなかなか釣り合わなかった感じかなと見受けます。売れている時は損をして、売れていない時は守ってもらっていたような状況だったのではと思います。

しかし、独立して事務所のリスクで制作を始めたというこの時期は、モッズにとって勝負だったと思います。大きな組織にいると守られているけど自由に動けない。だったら、自分たちでやってみようか。

10年生き残ってきたベテランバンドにとって、安住の地に留まらず新たな挑戦の旅に出たのがこのアルバム『叛 〜REBEL』だったのです。

その時の背景を、この『LOOSE GAME』でボーカルの森山達也さん(森ヤン)が歌っているんですね。

今からやることは勝ち目のないことかもしれないけど、飼い慣らされるよりこっちの方が俺たちらしい。長い時間が経って、身体もボロボロだけど、今たどり着いたこの場所に、しょうがなくやって来たわけじゃない。望んで、ここに立っているんだ。レールの上を走るなんて俺たちはしない。例え勝てなかったとしても。

そんな直情的な歌詞をストレートなビートに乗せてシャウトする森ヤンは、もう最高です。

この曲も、多くの人を励まし続けています。

余談ですが、私はこのアルバムが発売された時、高校1年生だったんですね。もちろん聴いたのですが、実は『LOOSE GAME』はあまりお気に入りの曲じゃなかったんです。

当時、THE MODSがスカーフェイスという名前の独自のインディーズレーベルを立ち上げたのは知っていたのですが、この曲とそんなにリンクしていなかったというか。年頃なんでしょうか、感動よりも、カッコイイものを求めていたんだと思います。

でもって、この『LOOSE GAME』を世に出した時のモッズって、ぶっちゃけ売れてましたし、レーベルを立ち上げたのは正解、成功だったということもあります。全然、負け戦じゃなかったという。

この曲に光が帯びてくるのは、そのスカーフェイスが頓挫して、完全インディーズになってからです。モッズは2000年代に入ってからは以前のように大会場でライブをしたり、大きいセールスを記録することはなくなりました。往年のファンに支えられ続けながら、細々と活動を継続しているというような雰囲気です。

私のオススメは、今のモッズが歌う『LOOSE GAME』です。聴くと超元気になれますし、勇気をもらえます!今のモッズのライブ会場では、『LOOSE GAME』を皆が客席から泣きながら歌っているそうです。モッズの長い歴史とこの曲の歌詞を重ね合わせながら聴いているということですね。

曲はアーティストとファンが育てる生き物!

『終わりなき道』も『LOOSE GAME』も、飾らないリアルなストーリーを体験者本人が本気で歌い上げているという部分に価値があります。

2曲とも、アーティストとファンが時間をかけて育ててきた歴史を持っているんだと思います。

そして、アーティストの人生が進んでいけば、その曲も一緒に進んでいきます。いいことも悪いことも、全部リアルなストーリーなんです。

この2曲を聴くと年甲斐もなく青春の輝きを取り戻してしまいますね。

何かに挑戦しようとして勇気を貰いたい時

頑張っていることを諦めずに頑張りたい時

そんな時がやってきたら、『終わりなき道』と『LOOSE GAME』を聴いてなんとか乗り越えていこうと思う次第であります。

Copy Protected by Chetan's WP-Copyprotect.
タイトルとURLをコピーしました